CLASSIC音楽 不朽の名盤 バイヤーズガイド☆クラシックの名盤・廉価盤情報サイト☆

クラシック音楽CDから、不朽の名盤(&廉価盤)にふさわしいものを点数付で紹介してゆくブログです。初心者の方も歓迎です。新潟でのコンサートレビューもあります

7/12のツィマーマンの新潟市リサイタル、プログラム情報です

りゅーとぴあからの情報提供。

J.S.バッハ パルティータNO.2
ベートーヴェン ピアノソナタNO.8『悲愴』
ブラームス 4つの小品(作品119)
バツェヴィチ ピアノソナタN0.2

楽しみですね。
目玉はベートーヴェンの8番か、バツェヴィチのようですね。


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東京交響楽団 第49回新潟定期演奏会 2008/7/6 於りゅーとぴあ

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指揮/金 聖響
ソプラノ/澤畑恵美
メゾ・ソプラノ/竹本節子
合唱/にいがた東響コーラス、合唱指揮/山神健志

♪シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン(Sop)
♪シューベルト:アヴェ・マリア(Sop)
♪シューベルト:魔王(M-sop)
♪マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

『復活』を聴くのは何回目だろう?
実演でも数回聴いているし、録音では数百回だと思います。
過去に縁があって、さる仕事でこの曲にかかわり、入手できる録音はすべて聴き尽くすほどになりました。
ですが私は、この曲を、おおむね凡庸な楽想しか持たぬ作品だとも、近頃は特に思うのです。
もちろん、マーラーの天才が発揮されている部分もあって、第一楽章の途切れない緊張や、音楽が凝縮されて詰まっている第三楽章などはすばらしいと思います。
しかし、第四楽章などいかにも陳腐ですし、最終楽章の幼稚さには目を覆うべきものすらあります。
いそいで断っておきますが、だから駄作なのではありません。
陳腐さと低俗さ、それと、高貴で独創的なものがアマルガムとなっているのが、マーラーの特色でもあるのです。
そしてそれが、とにかくすべて最高に濃い味付けをされている、というのが、私のマーラー作品(特にその初期)における印象です。
しかし、それは真に偉大な指揮者によって再現された場合にのみ、魅力的な料理と思うのであって、その意味では今回の演奏、私には残念なものでした。

金 聖響という指揮者は、このたび初めて聴きました。
これが彼のベストパフォーマンスではないと思うのですが、ときに意図のわからないフレージングやテンポのタメがあり、そのたびに聴き手である私は緊張を殺がれてしまいます。
オーケストラもよく付いて行っているとは思えないし、そうすると指揮者の独りよがりに聴こえて仕方ないのです。
あるいはキャプラン版の成果であろうと推察される箇所がいくつかありましたが、あきらかに未消化で、流れを阻害してしまっています。そうするとこの大曲を、飽きずに聴きとおすことが、そもそも難しいのです。
まじめな指揮者であることはわかります。そのことは、第一楽章の後に、楽譜どおりの休憩を入れたことでも明らかです。
ですが、合唱の扱いも含めて、どうにも楽器・声とのバランスも良くなく、また弦・管との調和も取れていたとは言いがたい。
アンサンブルにも少なからぬ乱れがあって、いつもの東京交響楽団のレベルからすると、疑問が残ります。
数年前、井上道義がこのオーケストラを指揮して、見事な『復活』を聴かせてくれました。それに比較して、数段落ちる出来栄えと思います(その井上ですら、リハーサル時には表現できていたマーラーの深奥のミステリアスな部分を、本番中にはついに出現させられなかったのですが)。
また、井上のときと比して、オーケストラに常に余裕がなく、それが美的とはいえない響きを随所で響かせてしまっていたのも悔やまれるところです。
追い討ちをかけるようですが、Msの竹本節子女史の歌も、あまりにオペラティックすぎ、いわば【祈り】の音楽であるはずのものを、台無しにしてしまっている印象でもありました。
いろいろ苦言を並べてしまいましたが、金氏はまだ若い。
ぜひリベンジを期待したいところです。

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チャイコフスキー 後期交響曲集 ザンデルリング指揮ベルリン交響楽団


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旧東独の名指揮者ザンデルリング。
彼のような存在こそ、やや地味ながら【隠れた巨匠】とでも言うべき音楽家だと思います。
ザンデルリングはフロイセンの生まれですが、ナチス政権から遠ざかる為にロシアに亡命した経験を持ち、戦後は東独で指揮者活動を行いました。スウィトナーやレーグナーらとともに、かの国では中心的存在であった指揮者でした。
ロシア亡命の際に、ムラヴィンスキーの下でレニングラードフィルの指揮者をも務めた経緯から、チャイコフスキーがザンデルリングにとって重要なレパートリーとなったであろうことは、容易に推察されます。

ですから、ここでの録音も、いかにもザンデルリングらしい豪快さを持ちながら、ロシア的な哀愁をそこここに漂わせて不足するところがありませんし、悠場迫らぬ足取りは、軽騒に演奏されがちなチャイコフスキーの音楽を、見事な立体物として描き出していて、いかにも素晴らしいです。
凡庸な指揮者が、あわただしくせわしなく演奏することで、チャイコフスキーの本来ロマンティックで夢みるような音楽を、いかにも安っぽい、イミテーション的なお遊びに堕させてしまうことがきわめて多いなか、このような交響体としての充実を見ると、彼の作品をブラームスやベートーヴェンに比して低くみなしがちな方にも、ぜひ再認識の意味で聴いていただきたい、稀有の名演として価値をもつように思われます。

たとえば第4番の最終楽章など、ラプソディックな面もある楽想なのに、けっして軽々しい音楽にならず堂々たる終結を作りえていますし、チャイコフスキーの【英雄交響曲】と呼んでよい傑作、第5番のきわめて意味深い響き、ずっしりとした足取り、シリアスで高貴な悲劇の表出といった長所は、他の指揮者では得られないだけのものがあります。
第6番『悲愴』は、冒頭からほの暗い暗黒を並々ならぬ緊張感で表現していて、オーケストラの力量と、指揮者の胆力にも驚かされますが、それがフィナーレまでいっさい途切れずに継続するという点にこそ評価を与えたいと思います。
力強く、ヒロイックな響きでグイッと描かれた演奏で、これだけの巨大なチャイコフスキーを、現代の指揮者に求めるのはもはや難しいのではないでしょうか。
嫋嫋たる旋律でもけっして女々しくならず、【大地が泣いている】ような偉大さを感じさせるのは、感動的でさえあります。
しかもそれを支えているのは、オーケストラの充実しきった抜群の力量です。
西側のベルリンフィルのような洗練は望めませんが、無骨ながら音楽性豊かで、職人的なオーケストラなのは間違いなく、そのサウンドも重厚で素晴らしいです。

おそらく実演に接していれば、胸をうたれて言葉もなくすであろう偉大さをそなえた演奏なのですが、そうした名演にありがちなとっつきにくさもなく、これらの傑作の姿を、たとえばはじめて聴く方にも、実にわかりやすく、また魅力的に聴かせてくれるであろうという点で、ひとつの理想的録音であることは、驚異的ですらあります。
けっして音楽が媚びたりしないのに、その真の姿をたちどころにあらわにしてしまうというのは、この指揮者が持つ稀な能力のなせる業でしょう。
なにも変わったことはしていないのに、その音楽性だけでここまでの演奏にしてしまうことが、むしろザンデルリングの凄さといえるのではないでしょうか。

録音は、特にベルリン交響楽団のすぐれた低弦をとらえていて見事です。
空間表現も充分にできていますし、管楽器の燻し銀のような音色の質感もよく、この名演を存分に楽しめる良好な録音であると思います。

このディスクは、オリジナルではLP3枚分だったチャイコフスキーの後期交響曲集をまとめたもので、それだけでもたいへんなお買い得感があるものです。
これだけの演奏・録音がこの価格なら、ぜひお聴きいただきたいCDです。
極端なことをいえば、聴き比べに興味がないような方であれば、チャイコフスキーの後期交響曲集はこのCDさえあれば用が足りるほどのものです。

(録音 1979年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★
2 録音 ★★★★
3 不朽 ★★★
4 買得 ★★★★★
5 必須 ★★★☆


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新潟の美しい夜景

新潟市夜景1


私が思いますに、新潟市は、日本全国を見渡してみても、有数の夜景を見れる地です。
有名な夜景は、いわゆる日本三大夜景といわれ、函館、神戸、長崎とされています。
ほかにも横浜や東京、札幌、福岡なども、夜景の美しい都市とされます。
私はここに、新潟市を加えてもよいだろうと思うのです。
昨日、朱鷺メッセ展望室から、夜景の撮影を行いました。
ここにその写真を添付しますので、ぜひ見てください。
これを見るために新潟市を訪れる価値が充分にある、すばらしい景色です。

朱鷺メッセ展望室へ行く

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ブラームス ヴァイオリン協奏曲 パールマン(VN)&ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団


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ブラームスのコンチェルトは交響曲に劣らずすばらしいものです。
ここに聴くヴァイオリン協奏曲も、古今の名曲といわれ、いわゆる三大ヴァイオリン協奏曲に数えられています。

パールマンはユダヤの血を引くヴァイオリニスト。
下肢の不自由なハンディを背負っていますが、その美音は、彼のそうした不如意など微塵も感じさせないものです。
つねに(ときに楽天的といえるほど)屈託なく明るい音色で、卓越した演奏技術を駆使して行くところ可ならざるは無しという勢いでもって弾き進めていっているのが、いかにも印象的です。
持ち前の濡れたような美音が、ブラームスの晦渋さをいくぶんなりとも和らげて、ここではむしろおだやかな慈しみの音楽としていますし、闊達自在と評すべき無比のテクニックで、すべての楽想を丹念に描いてゆくのも、このひとならではの素晴らしさです。

パールマンがこの曲を、つねに前向きな音楽にしていることは、あるいは味わいの不足として感じられる危険もないとはいえないはずですが、それをジュリーニのきわだってシリアスな伴奏がおぎなっていますから、ここで両者の特質の幸福な結婚があって、最高の名演として結実しているのも、むしろ当然という思いが致します。
20世紀後半に、もっとも偉大な指揮者のひとりとして活躍したジュリーニは、ブラームスの音楽を、正面からの解釈でとらえきって、いささかも手を抜かず渾身の伴奏をつけており、パールマンの、ふとした拍子に軽薄に流れがちな欠点を絶妙にサポートしているのです。

シカゴ交響楽団の無比の演奏能力も、両者の音楽作りを大きく助けております。
とくにジュリーニも、パールマンも、基本的には【歌の人】ですから、そうした彼らの旋律を重視する傾向を、きりりと引き締まったサウンドで、どんな瞬間も軟弱に聴かせないのはさすがというほかありません。
(そしてまた、歌心に欠ける奏者では、ブラームスの音楽が、ただ堅苦しいだけのものに堕してしまう恐れがあるのも、いうまでもありません)

全体に、力量充分な三者が本領を出し切った結果の名演となっていて、この曲のリファレンスとして文句なく薦められるものです。
録音も、アナログ完成期のEMIらしい、音のニュアンスを最優先させた暖かみのあるもので、聴きながら幸福になってしまうほど状態がよいです。

価格もきわめて廉価ですから、ぜひともひとりでも多くの方にお聴きいただきたい名盤といえます。
仏ACC、ADFディスク大賞、米グラミー賞を受賞しています。

(録音 1976年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★
2 録音 ★★★★
3 不朽 ★★★★
4 買得 ★★★★
5 必須 ★★★★


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