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ベートーヴェン 交響曲第4番&第7番 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭3】


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ベートーヴェンの交響曲第4番を評した有名な言葉に、シューマンが言ったとされる、
【北欧の二人の巨人(エロイカと第5番)に挟まれた可憐な乙女】
というものがありますね。
その言葉どおり、ベートーヴェンのシンフォニー中でも、もっとも古典的均整のとれた端整な作品で、リリシズムにも欠くことのない音楽です。
しかし反面、無限の生命力が湧き出してくるような不思議な趣をも備えており、そのことは、かの伝説的名指揮者カルロス・クライバーがこの交響曲に執心し、繰り返し採りあげていたことからも察せられます。
ここでのカラヤンの演奏は、クライバーほどの若々しい力の爆発こそ見られませんが、全体に力感のみなぎった音楽作りをおこなっており、可憐というだけには終わらせない意図が見えるようです。
ベルリンフィルもよい反応でそれに応えており、いつものことではありますが、低弦の凄みなど、かなの聴きものといえます。
安定感抜群の指揮ぶりは堂に入っているともいえ、それでいながら、けっして音楽の生命力を失わない行き方でもあるので、聴いたあとには充実感が横溢します。
必ずしも同曲の演奏史に残る録音とも思いませんが、聴いていて不満を覚えるところはなく、隠れた佳演であるといえそうです。

第7番は、より積極的なアプローチがされています。
のだめカンタービレでメイン曲のひとつとして使われ、一般にも有名になった作品です。
ただし、ベートーヴェンの交響曲中、好楽家には随一と思える人気を誇っていた作品でした。
数多くの人気投票で、ブラームスの1番と首位争いをしてきた過去があります。
クライバーの名演もよく知られていますが、いっぽうでカラヤンもこの曲を得意とした指揮者のひとりでしょう。
むしろクライバーの名演も、カラヤンの録音に大きな影響を受けて生まれたものではないかと私は思います(クライバーのカラヤン崇拝は有名でした)。
冒頭から巨大なエネルギーの奔流を感じさせる音楽になっており、その輝かしいサウンドと、徹底して美しく練られた音楽には比類がありません。
いってみればバリがすべて削り取られたような美しさがあって、鏡面的ともいえる独特の境地に達しているともいえます。
あるていどの荒さを残しつつ、激しいエネルギーの放出をおこなったクライバーとは微妙に異なったゆき方ではありますが、双方ともに甲乙つけがたい名演といえそうです。
第二楽章アレグレットの高貴な表情にも特筆すべきものがあります。
若やいだ三楽章や、この作品の心臓部とも言える最終楽章は、とても75歳の老指揮者の音楽とは思えません。
とくに最終楽章は、光輝きわまった音楽の乱舞、音楽の力を爆発的に解放されたフィナーレとさえ思え、武者震いがするほどの興奮を味わわせてくれるのです。
どうやらこれは、カラヤンの同曲の録音でも最右翼の出来栄えと思います。
また、ベートーヴェンの7番を聴く際には、避けては通れないディスクともいえそうです。

全集中でも初期のセッションではありますが、録音状態はまず万全です。
四番のみ、やや高域が詰まったような印象がすることもありますが、些細なことであって、よほど神経質に聴かなければ気にならないのではないでしょうか。

SOAVO1の音は、昨日を境に激変しました。
時折、耳鳴りがしている?と思うほど凄まじい鳴りっぷりで、決してAccuphaseのアンプ群に格負けしていません。
また、アキュフェーズにとっても、よい相性のようで、聴いているだけで幸せです。
WR250F03さんのいうように、アキュのシステムコンポ(笑)は、これから長い付き合いになりそうです。
お金もないしね・・・・・・(笑)

告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。
輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。
ぜひご入手ください。
そして感想も聞かせていただければうれしいです。

(録音 1983年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★☆
2 録音 ★★★☆
3 不朽 ★★★★☆
4 買得 ★★★★☆
5 必須 ★★★★☆


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