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ベートーヴェン 交響曲第1番&第2番 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭1】


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ベートーヴェンの第1番は、すでにハイドンの世界を超えている、というのが、私の見解なのですが、皆さんはどうでしょうか?
ここにパパ・ハイドンの影響を認めるのに苦労しないとはいえ、師にはなかったスケール感と書法の力強さを、すでにベートーヴェンは発揮しています。
カラヤンの演奏は古典派の殻をいまにも破りそうなベートーヴェンの覇気を、いかにもよく表現しているところに惹かれます。
この曲をこじんまりとしたスケールの音楽にまとめてしまう指揮者は多数派を占めると思います。
それはそれでひとつの見識ですが、最晩年のカラヤンが、実は若々しさのみなぎる演奏で、この処女交響曲を描きあげていたのは、私にとって新鮮な驚きであり、うれしさでもありました。
アインザッツは、むしろ1970年代にも増して重厚になっていますが、重苦しさは感じられません。
カラヤンの指揮で聴くとき、この交響曲が傑作と呼ばれる作品であると、実感されてくると思います。
最終楽章の音の競演は耳にもご馳走です。軽やかな序奏にのって、次第に大きな音楽がやってくる様子は、聴いていてわくわくします。
信じにくいですが、第5番なみの迫力で演奏されています。
あ、なんだか本当に、この全集、食わず嫌いしていた気がする・・・・・・(苦笑)

第2番は、とにかく第二楽章ラルゲットの無比の美しさに尽きます。
ため息をこぼすこともできないほど魅せられます。
カラヤンはここで、この美しい楽章を、息を止めて聴き入るほかない音楽にしています。
第三楽章〜最終楽章はソロ楽器が活躍し、華やかな出来映えに彩りを添えます。
最終楽章など、やや常套句的な演出が過ぎると思われる部分もありますが、よほど悪慣れしたリスナーでなければ気にならないものでもあります。

録音は、この輸入仕様カラヤン・ゴールドに限っていえば、巷間よく非難されるようなギスギスした硬さとは無縁で、自然なハイファイ録音です。ダイナミックレンジはやや狭いですが、オーケストラのアインザッツの特色をよく捉えた仕上がりには満足できると思います。

SOAVO1は、特定の音域に偏る癖がまったくなく、かつて1000Mで聴かれたようなユニット間の仲の悪さが顔を出しません。
そのぶん穏当といえるサウンドではありますが、バランスのよさ・完成度の高さは無類です。
低域はとてもクリアで反応も鋭く、凝った素材のバスレフポートも有効に作用していて、風きり音は私の環境ではほぼ無視できます。

告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。
輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。
ぜひご入手ください。
そして感想も聞かせていただければうれしいです。

(録音 1984年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★
2 録音 ★★★★
3 不朽 ★★★★
4 買得 ★★★★
5 必須 ★★★


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オーディオ・システムをチェンジ&カラヤン祭り開催のお知らせ

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告知しましたように、オーディオ・システムをチェンジしました。
今回、もう買い替えの誘惑に駆られないように、私にできる範囲で最大限よいものを集めました。

その結果は、追々レポートしますが、グレードアップ記念ということで、生誕100周年でにぎやかな、カラヤンのベートーヴェン・ティクルス(連続演奏会)を開催しようと思います。
ご存知のようにカラヤンは、ステレオで三回、ベートーヴェンの全集を作っていますが、今回取り上げるのは最晩年のデジタル再録音のもの。

私はカラヤンのベートーヴェンをすばらしいと思ってきましたが、それはあくまで1961-62年の全集の存在が根底にあればこそでした。また、1970年代のものこそ最高、とおっしゃる方が多いのもうなずけます。ここでのカラヤンはまさに完全無欠の万能ぶりを発揮しています。
ただ、デジタルでの最後の録音が、カラヤンにとっての結論的演奏だとすれば、これをそのまま無視することはできない、というのが私の思いです。実際、録音の精度ももっとも優れているわけです。

そこで、カラヤンの最後のベートーヴェン全集、6枚が、HMVにてきわめて廉価に売り出されていることもありますから、一日一枚ずつ、レビューをアップしていって、私のカラヤン祭りとさせていただきます。
そこには今回のシステムの感想も付記しますので、あわせてお読みいただければうれしく思います。

お読みの皆さんも、ぜひコメントをお寄せいただければうれしく思います。
それが私のやる気にもなりますので(笑)。

新システムの概要ですが、

CDP Accuphase DP-57
C-AMP Accuphase C-270
P-AMP Accuphase P-500L
SP YAMAHA SOAVO1
TUNER SONY ST-S333ESX MK2

Accuphase同士はすべてバランス接続、SOAVO1はバイワイヤリング駆動です。

それでは、スタートしましょう!

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