シューベルト 即興曲集(作品90、142) ピリス(P)2008-04-25 Fri 21:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます シューベルトのピアノ曲でも、最高の輝きを持つ作品。 それが、ここでとりあげる即興曲集でしょう。 シューベルトの音楽は決して声高になることはありません。 それでいながら、その作品を愛するものにとっては、何物にも替えがたい、心の宝のように思えてきます。 私自身、青春時代にこの音楽に触れ、その禁断とも感じられるほど純粋な美しさに、身も心も虜にされた時期がありました。 シューベルトがここで歌っているのは(彼の作品は、たとえピアノであっても、歌う、ということから離れていないと感じるのですが)、至純なもの、純粋なもの、への永遠の憧憬ではないでしょうか。 その意味で、はじめから不可能な世界をピアノで歌っているようにすら思えます。 事実ここで紡がれる旋律が、どれほど心に深く染み込んできても、その美しさゆえに、恐るべき破綻の予兆をつねに感じさせるのが、その証とも思えるのです。 ピリスこそ、シューベルトのそうしたかなわぬ思いを、もっとも清潔な美しさで弾きえているピアニストだと思います。 彼女のピアノは、大げさなコントラストとは無縁で、つねに可憐さを失わず、それでいて芯の強さを併せ持っています。 また、音色のチャーミングな魅力は、この人ならではのものがあって、大柄になりすぎないところなどは、やはり女流ピアニストならではの美点を持っているともいえます。 憧れぬいてやまないのに、けっして到達できない美の世界を、おそるべき深遠さと叙情の世界としてピアノに歌わせたシューベルト。 彼にはピアノソナタの傑作もありますが、ここで聴く即興曲集こそ、もっともその美質が明らかになった作品として称揚されるべぎだと思います。 古今のピアノ作品の中でも群を抜いた美の世界であり、聴いているだけで魂が吸い寄せられてゆきそうな感覚にとらわれる名作群といえます。 私は特に、作品90の第3番を、飛翔する魂の軌跡を描かれているような、不思議な感動とともに聴きます。 録音はグラモフォンが誇る4D方式で、あらゆる点で傷のないすばらしさです。 とくに残響は綺麗にとられており溜息がでるほどです。 唯一無二の傑作といえるこれらの曲集の、特筆すべき名演として、このアルバムを強力に推薦したく思います。 (録音 1996-97年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★★ 3 不朽 ★★★★ 4 買得 ★★★ 5 必須 ★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
【とっても推薦のお店】 クラシックの中古CD屋 ファルスタッフ2008-04-25 Fri 13:58
他人に推薦できるクラシックCDの中古ショップは本当に少ないです。
私の理想はなかなか厳しくて(笑)、親身になって購入の相談に乗ってくれて、CDの状態をシビアに正直に表示していて、買取もしっかり行ってくれる、しかも誠実で迅速な取引をしてくれる中古CDショップがないものか? とずっと考えていました。 それがこちらです。 【とっても推薦のお店】 クラシックの中古CD屋 ファルスタッフ 私自身、何度も利用させていただき、その対応には感心させられたり、ありがたく思ったりで、とても信頼できるショップなのです。 わが意を得たり、と思いました。 ぜひご利用ください。きっとリピーターになること請け合いです。 |
スピーカー KENWOOD LS-300G(LS-1001) ☆至福の時間を過ごせる抜群の安定感☆2008-04-24 Thu 13:04
![]() KENWOODの傑作小型スピーカー。 定価60000円の廉価なスピーカーですが、とても完成度が高く、私がいままで聴いた中でも、もっとも聴き疲れしない音質を持っています。 豊かで暖かみのある低域を基調とした、見事なピラミッドバランスのサウンドで、どんなソースを聴いても細身のサウンドにならないのはとても好ましいです。 また、点音源化をめざして近接配置されたユニットは、つながりがとてもよく、聴覚上の印象がじつに自然です。 充実した低域のサウンドが寄与して、とてもスケール感のある鳴り方をしますから、大オーケストラを本格的にプレイバックできますし、あくまでアコースティックな音なので、声楽も無難にこなします。 打ち込み系の鋭い音はややアンマッチですが、それも角の取れた優しい音楽にしてしまいます。 ただ、能率が低いので、駆動力のあるアンプで鳴らしてあげたほうがよい結果になります。 私が試してよかったのは、 SONY TA-F555ESR KENWOOD KA-990EX DENON PMA-390 などです。 また、LUX L-570を繋いでも、アンプのよさを良く出したように、かなりのグレードアップに追従するといえそうです。 最新型のスピーカーにまったく負けていません。 ただし、デジタルアンプには良くない印象が残りました(響きが拡散しすぎるようです)。 オーディオの足跡 LS-300Gの詳細 クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第9番『合唱付き』 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭6】2008-04-18 Fri 21:35
![]() ↑HMVのサイトに飛びます カラヤン祭、最終回です。 カラヤンはベートーヴェンの交響曲のなかでも、3番『英雄』と9番『合唱』を得意としていました。 大編成の作品を好んで採りあげたカラヤンらしいことでもありますが、この全集中でも同様のことが言え、3番と9番は白眉の演奏となっています。 それにしても、ここでの演奏の充実度は、9番を得意としていたカラヤンにしても驚くべきもので、冒頭から痛いほどの緊張感に支配された迫真の音楽が展開されます。 一点に向かって、集中し、限りなく感情を凝縮てゆくような、とても厳しい音楽。 第二楽章にしても、やや余裕を持って運ばれていた1977年の録音とは違い、まさに鬼気迫る熱演となっており、尋常ではない様子に息を呑みます。 テンポの設定は、アンサンブルの精度を考えると、限界ぎりぎりまで速められているのがわかりますし、自分自身をすら追いこんでゆくような表現には、カラヤンの、老いとの戦いのようなものさえ感じさせ、背筋を寒くするほどです。 ベートーヴェンの作品中でも、もっとも敬虔な感情によって編まれている第三楽章のアダージョは、当時75歳を数えていたカラヤンの祈るような指揮によって、崇高といえるほど美しく高められています。 最終楽章は、ベルリンフィルのチェロ・コントラバス軍団が大活躍します。 まさにこのオーケストラで、しかもカラヤン時代でなければ実現しなかったであろうサウンドで、究極のシンフォニー、交響曲の奥義ともいえる作品の姿が明らかにされてゆくのには、感謝の思いすらしてきます。 あるいはこれは、カラヤンにとっても、音楽への感謝を歌いあげたものだったのかもしれません。 その一方で、第九の『合唱』は、人類全体に、大いなる精神的融和の可能性を示す、まさに空前絶後といえるメッセージを持った作品でもあります。 1987年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで、カラヤンは 『平和を、平和を・・・・・・』 と語りました。 思えば二度の大戦や、その後に続く平和とはいえない時代を、その尊厳をみずから汚し、また傷つけられながら生き抜いてきたカラヤンならではの、万感の念に充ちた言葉だったことは、うたがう余地がありません。 ここでの、ベートーヴェン交響曲第9番『合唱付き』が、感動的な音楽となっているのも、不思議なことではありません。 そこかしこで、以前のカラヤンには見られなかった力みや、感情の欠片が聴き取れます。 われわれはそれに感動するのでしょうし、そうであるからには、この演奏を、名演と位置づけられないわけがありません。 もちろん、1962年の、すばらしく生気にあふれた名演を、われわれはすでに知っています。 そして1977年の、完璧無比ともいえるアポロの彫刻のような音楽も。 ですが、それらを差し置いても、ここにはやはり、特別な【なにか】があると申し上げなければならないようです。 その【なにか】を、わたしがここで言葉にしてしまうのは避けたいと思います。 聴かれた方々自身の言葉で、綴られるものではなければならないと思うのです。 それでこそ、究極の名演・名盤の名にふさわしいのではないでしょうか。 録音は全集中でも最良のものです。 伸びやかで美しいアコースティックサウンドで、声の質もよく収められています。 (録音 1983年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★☆ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★★★☆ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
HMVへ限定入荷しました!! ブラームス 交響曲全集 バルビローリ指揮ウィーンフィル2008-04-18 Fri 16:34
限定入荷したようです!
ぜひこの機会にお求め下さい!! ![]() ↑HMVのサイトに飛びます サー・ジョン・バルビローリは英国を代表する名指揮者でした。 彼のレパートリーはマーラー、シベリウスからブラームス、プッチーニなどにまで及びました。 エルガー等の英国音楽の演奏に関しては、同世代のビーチャム、ボールトらとともに権威の一人とされました。 ですが、バルビローリが彼らと異なるのは、クラシック音楽の中心地であるドイツ・オーストリア圏でこそ、むしろ高く評価され歓迎されたことにあります。 ここに聴くブラームスの全集は、そうしたバルビローリの最良の遺産のひとつです。 バルビローリのブラームスは、重量級を誇るものではありません。 むしろ歌心とデリケートな味わいに満ちた、優美な性格を持っています。 この全集中、最高の傑作が第4番だったのも、そうした事情が大きく関わってきていそうです。 以下、簡単な各曲のレビューです。 ♪交響曲第一番 切り立った断崖のようなイメージのこの曲ですが、ここではすべてがやわらかく歌謡的といってよいほどで、美しい歌で満たされているような音楽になっているのがとても印象的。 情緒纏綿たる音楽はときおりやるせないほど美しくもあり、それがすべて哀しみに変化して聴き手の心を動かすようです。 第二楽章の暖かい歌は特にすばらしいですし、フィナーレ2:50〜の有名なコラールが、ここまで魅惑的に響くのも稀です。 ♪交響曲第二番 全集中、第四番に次ぐ名演です。 この演奏を聴いてしまうと、ほかの指揮者の二番を聴いても、たいていが荒々しさを残したものに感じられて困ってしまうほど、優美な仕上がりです。 バルビローリの人間味あふれる音楽性とウィーンフィルのきめ細やかなサウンドが稀有のマッチングを見せ、ブラームスの詩情をよく表現しています。 雨上がりに木漏れ日が射し始めたような第二楽章が、息をのむほど美しいです。 ♪交響曲第三番 ブラームスの『英雄』シンフォニーと呼ばれる第三番も、バルビローリの手にかかると、いかにも成熟した老巧の作として聴こえます。 デリカシーに富んだ手つきで扱われているので、この作品がすみずみまで神経の行き届いた傑作であると、聴き手に再認識させる力を持っています。 ♪交響曲第四番 これこそ出色の出来栄えで、ウィーンフィルの美質を最大限発揮させた第一楽章からすばらしい。 涙を引きずるような音楽が奏でられ、つねに振り返りつつ過去をふりきって進もうとする第一楽章は、そのままでも充分感動的な音楽になっています。 その足取りの悲しさは、類を見ません。 第二楽章はブラームスが書いたもっとも美しい緩徐楽章のひとつですが、最上級のシルクのような肌触りを見せているウィーンフィルの音色が、すぎさってゆく【時】への愛惜を全部音にしてしまったような音楽を造っています。 やや騒がしい楽想でもある(そしてそれが空々しく寒くもある)第三楽章を、バルビローリほど気品のある音楽として成立させている指揮者を、私は知りません。 そして、すべての心の故郷が、失われ、崩れ去ってゆくようなフィナーレ。 あらゆるフレーズが有機的なつながりと響きをもって、聴き手の心に響いてきます。 ♪管弦楽曲 ハイドン変奏曲は丁寧に演奏され、堂々たるフィナーレを持っています。名演の部類でしょう。 大学祭序曲に、私は正直惹かれないので、これについては述べる資格がありません。 悲劇的序曲は、ブラームスの天才を感じさせる演奏になっていて、やはり佳演であると感じました。 これらの七曲を収めた当全集は、バルビローリという指揮者にとっての傑作というだけでなく、ウィーンフィルのブラームス全集としてもきわめてすぐれた記録であり、聴くほどに含蓄のある名演であるといえます。 私がブラームスの交響曲を聴く際に、いちばんよく手に取る演奏でもありますが、この時期のEMIの柔らかな録音が、ウィーンフィルの最良の姿をよく記録しているのも魅力です。 入荷には時間がかかるかもしれませんが、ぜひお聴きいただきたいセットであり、十年単位での鑑賞にも堪える優れた内容を持っていると思います。 きわめて廉価でもありますし、これ以上、近しい心で接することができるブラームス全集は(個人的には)ないとさえ思っています。 もはや古典的名盤ながら、私の手で屋上屋を架けさせていただきます。 国内盤の復活も熱望します。 (録音 1966-67年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★☆ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第8番&序曲集 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭5】2008-04-16 Wed 21:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます 第8番はベートーヴェンの作品中でも地味な扱いをされている作品ですが、実は大変な名曲ではないでしょうか? すくなくとも古典派の作品に、ベートーヴェンの8番をしのぐ交響曲はほとんど見られないと思います。 やさしいおおらかな曲と思われていますが、実は演奏によってかなり左右されるということも、近年明らかになってきました。 たとえばアーノンクールの演奏など、爆発的な底力を見せているといってよく、いわば第5番にもっとも近い位置にいる作品として、この曲を位置づけていましたが、カラヤンのここでの演奏も、従来の柔和なイメージを覆すに足るインパクトがあります。 きわめて剛毅で堅牢な音楽として演奏されていますが、そのなかで、気難しい人間(ベートーヴェン、あるいはカラヤン?)がときおり見せる、ふっとした瞬間の笑みを浮かびあがらせている、といった印象を受けます。 この曲を愛する方にはぜひお聴きいただきたい秀演です。 実際カラヤンは、同曲の演奏に、全集のたびに心を砕いているように思え、それぞれ優れた演奏となっているのは、見逃せない点だとも思います。 このほか、このディスクには『コリオラン』『フィデリオ』『レオノーレ第3番』序曲が収められています(個人的には『エグモント』もこちらに入れてほしかったですが……)。 『コリオラン』は追い立てられるような表現が奏功し、じつによい緊迫感が支配する名品となっていますし、高貴な悲しみを表現している点では、カラヤンらしい名演と思います。 『フィデリオ』はやや勢いに欠け、セルの超名演を知るものにとってはさびしい出来栄えですが、安定感には不足せず、曲の良さをよく出しいて、不満を感じさせるものではありません。 また、『レオノーレ第3番』は、全体に豪奢なサウンドを駆使して、まことに絢爛な音楽に仕立てています。作品自体の生命力を見直すほどの名演といってもよく、個人的にはこの長い序曲の最高の演奏のひとつと考えています。 録音は全集中でも屈指の出来栄えです。 とくに序曲集は、楽器個々のニュアンスも豊かに収録したサウンドで、不満をほとんど感じさせません。 SOAVO-1はとてもよい【楽器】なのだと感じます。 YAMAHAが社名を日本楽器ということを、よく思い出させる名機であると思いますし、むしろオーディオファンよりも実際のプレイヤーたちに愛されそうな音ですらあります。 Accuphaseのアンプは、伝統的にYAMAHAのスピーカーとはよくマッチするのかもしれませんが、われながらよい組み合わせであると思っているところです。 告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。 輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。 ぜひご入手ください。 そして感想も聞かせていただければうれしいです。 さて、次回は全集中最後のディスク、第9番『合唱付き』です。 いままで毎日更新ということにしてきましたが、これは週末更新で、金曜の夜に掲載しようと思います。 しばらくお待ちください。 (録音 1984-85年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★ 2 録音 ★★★★ 3 不朽 ★★★☆ 4 買得 ★★★★ 5 必須 ★★★☆ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第5番&第6番『田園』 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭4】2008-04-15 Tue 19:31
![]() ↑HMVのサイトに飛びます 交響曲第5番、俗に『運命』と呼ばれるベートーヴェンの作品です。 ハ短調を使ったこと、構築性に優れた彼の作品の中でも、最高の完成度と深遠さを持った傑作で、古今の交響曲中でも、屈指の存在といえます。 カラヤンは、晩年のこの録音で、力感を少しにおろそかにしない演奏を繰り広げています。 やや予定調和的と思える部分が無きにしも非ずではありますが、公平な眼で見ても、普遍的な良さを持った名演と評価されるに足ります。 非常に直線的に彫刻された美の世界を堪能させてくれる演奏であり、いわば究極にシリアスで美しい第5番ともいえそうです。 1962年の、前のめりになるほどの勢いはここには見られませんが、晴れ晴れとした歓喜の歌は、吹っ切れたよさも感じさせ、ベルリンフィルの安定し卓絶した演奏技術のすばらしさとともに、やはり他の指揮者では得られない領域に達しています。 最高にカッコいいし、爽快さを感じさせる演奏でもあります。 第6番『田園』は、宮城谷昌光氏の解釈によると、自殺を考えた都会に住む人間が、田舎にたどり着き、そこで心を癒されて再起する音楽だといいます(集英社新書『クラシック千夜一曲―音楽という真実』より)。 なるほどそう考えると、じつにさまざまなものが見えてくるのも事実です。 この作品は前述の第5番とともに初演されましたが、あるいはベートーヴェンは、この2曲の根底に流れているものは、同質の問題なのだと認識していたのかもしれません(私のまったくの推測です)。 カラヤンの田園は、他の指揮者とはまったく違う解釈で知られました。 ある評論家の方は、これを【スポーツカーで田園地帯を走りぬけるようなベートーヴェン】と評していましたが、おそらくこれは、スポーツカーをも、またベートーヴェンをも、カラヤンをも見下した言い方ではないかと思います。 ベートーヴェンは田園という曲になにを託したのか? それが心の再生という問題だとすれば、ここでのカラヤンの演奏を、簡単にしりぞけることはできません。 第1楽章「田舎に到着したときの晴れやかな気分」 第2楽章「小川のほとりの景色」 第3楽章「農民達の楽しい集い」 第4楽章「雷鳴と嵐」 第5楽章「牧人の歌、嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分」 という楽章構成を持っている曲ですが、いってみればカラヤンほど、【都会人が田舎に来て心をなごませてゆく様子】を呼吸としてみごとに現している指揮者は、私はいないと思うのです。 アンチ・カラヤンと呼ばれたかたがたには興味のない話かもしれませんが、カラヤンという人は、ベルリンフィルの終身音楽監督でありながら、生涯ベルリンには住み着かず、オーストリアのアニフという山村(彼の故郷ザルツブルク近郊)に居を構えていました。 『私は田舎にしか住めない人間なのです』と何度も告白しており、その言葉の真実を、彼のブルックナーやシベリウスのすばらしさに聴くこともできると思います。 たしかにこれは、人懐っこい『田園』ではありません。 やや気取った人間のそれですし、カラヤン自身それでよい(無理に理解されなくてよい)と思っていたようでもあります。 でも、私はこの録音の、嵐(第四楽章)から続く感謝の歌(最終楽章)に、孤独の中に救いを求めて、それを得たいと思った人間の、切実な歌を聴くように思います。 全集最初期の録音です。 後期のものと較べると、たしかに音質はやや硬いかもしれませんが、多くの方には気にならない程度でもあります。 ふくよかさを持っている再生装置ですとわりあい気持ちよく聴けそうです。 ソアヴォ1は、3ウェイ4スピーカーなのですが、ユニット間の繋がりがとてもいいですね。 そのために、よく音楽に浸って楽しめるのだと思います。 微妙なニュアンスや音楽のパッションをも伝えてくれようとするスピーカーです。 告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。 輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。 ぜひご入手ください。 そして感想も聞かせていただければうれしいです。 (録音 1982年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★☆ 2 録音 ★★★☆ 3 不朽 ★★★★☆ 4 買得 ★★★★ 5 必須 ★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第4番&第7番 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭3】2008-04-14 Mon 18:48
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ベートーヴェンの交響曲第4番を評した有名な言葉に、シューマンが言ったとされる、 【北欧の二人の巨人(エロイカと第5番)に挟まれた可憐な乙女】 というものがありますね。 その言葉どおり、ベートーヴェンのシンフォニー中でも、もっとも古典的均整のとれた端整な作品で、リリシズムにも欠くことのない音楽です。 しかし反面、無限の生命力が湧き出してくるような不思議な趣をも備えており、そのことは、かの伝説的名指揮者カルロス・クライバーがこの交響曲に執心し、繰り返し採りあげていたことからも察せられます。 ここでのカラヤンの演奏は、クライバーほどの若々しい力の爆発こそ見られませんが、全体に力感のみなぎった音楽作りをおこなっており、可憐というだけには終わらせない意図が見えるようです。 ベルリンフィルもよい反応でそれに応えており、いつものことではありますが、低弦の凄みなど、かなの聴きものといえます。 安定感抜群の指揮ぶりは堂に入っているともいえ、それでいながら、けっして音楽の生命力を失わない行き方でもあるので、聴いたあとには充実感が横溢します。 必ずしも同曲の演奏史に残る録音とも思いませんが、聴いていて不満を覚えるところはなく、隠れた佳演であるといえそうです。 第7番は、より積極的なアプローチがされています。 のだめカンタービレでメイン曲のひとつとして使われ、一般にも有名になった作品です。 ただし、ベートーヴェンの交響曲中、好楽家には随一と思える人気を誇っていた作品でした。 数多くの人気投票で、ブラームスの1番と首位争いをしてきた過去があります。 クライバーの名演もよく知られていますが、いっぽうでカラヤンもこの曲を得意とした指揮者のひとりでしょう。 むしろクライバーの名演も、カラヤンの録音に大きな影響を受けて生まれたものではないかと私は思います(クライバーのカラヤン崇拝は有名でした)。 冒頭から巨大なエネルギーの奔流を感じさせる音楽になっており、その輝かしいサウンドと、徹底して美しく練られた音楽には比類がありません。 いってみればバリがすべて削り取られたような美しさがあって、鏡面的ともいえる独特の境地に達しているともいえます。 あるていどの荒さを残しつつ、激しいエネルギーの放出をおこなったクライバーとは微妙に異なったゆき方ではありますが、双方ともに甲乙つけがたい名演といえそうです。 第二楽章アレグレットの高貴な表情にも特筆すべきものがあります。 若やいだ三楽章や、この作品の心臓部とも言える最終楽章は、とても75歳の老指揮者の音楽とは思えません。 とくに最終楽章は、光輝きわまった音楽の乱舞、音楽の力を爆発的に解放されたフィナーレとさえ思え、武者震いがするほどの興奮を味わわせてくれるのです。 どうやらこれは、カラヤンの同曲の録音でも最右翼の出来栄えと思います。 また、ベートーヴェンの7番を聴く際には、避けては通れないディスクともいえそうです。 全集中でも初期のセッションではありますが、録音状態はまず万全です。 四番のみ、やや高域が詰まったような印象がすることもありますが、些細なことであって、よほど神経質に聴かなければ気にならないのではないでしょうか。 SOAVO1の音は、昨日を境に激変しました。 時折、耳鳴りがしている?と思うほど凄まじい鳴りっぷりで、決してAccuphaseのアンプ群に格負けしていません。 また、アキュフェーズにとっても、よい相性のようで、聴いているだけで幸せです。 WR250F03さんのいうように、アキュのシステムコンポ(笑)は、これから長い付き合いになりそうです。 お金もないしね・・・・・・(笑) 告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。 輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。 ぜひご入手ください。 そして感想も聞かせていただければうれしいです。 (録音 1983年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★☆ 2 録音 ★★★☆ 3 不朽 ★★★★☆ 4 買得 ★★★★☆ 5 必須 ★★★★☆ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第3番『英雄』&『エグモント序曲』 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭2】2008-04-13 Sun 17:07
![]() ↑HMVのサイトに飛びます もはや伝説化しているのが、カラヤンの『エロイカ(英雄交響曲)』です。 彼の十八番といえる作品は、ブラームスの1番と、この『英雄』だと思います。 この全集を酷評していた方々も、これだけは褒めていることが多かったという、真に相性のよい組み合わせが、力を存分に発揮して感動的名演として結実しているように思います。 とにかくカッコよく、どこにもダルさがない演奏であって、それだけでも凄みを感じさせますが、ささやくような弦楽合奏から、咆哮するフォルティッシモまで、音の磨かれかたが尋常ではないです。 まさにモダン楽器・大オーケストラによる最高の錬度と音楽性を誇る名演奏といえます。 そしてやはり、ここではウィーンフィルではなく、ベルリンフィルが必要だったと思います。 低弦の厚みと切れ味はいかなウィーンフィルでも持ち得ない凄まじさですし、カラヤンの手足となって音楽に奉仕するベルリンフィルのサウンドは、同楽団としてもパーフェクトに近い練り上げに成功しています。 第一楽章から、すでにこの演奏の超絶的完成は明らかですが、楽章を追うにしたがって白熱の軒昂ぶりを見せつけ、音楽のすばらしさとはこういうものかと、ある種の陶酔ととともに聴き手に印象づけます。 ベートーヴェンの魂が感じられない?などと某評論家が言ったらしいですが、作曲家本人に聴かせてみたいものです。 私は、絶賛されると思います。 一切のあいまいさを残さず、磨きぬかれた音で決然と演奏されていて、それがカラヤンの美学といえばそのとおりです。 おそらく『エロイカ』は、傑作ぞろいのベートーヴェンの交響曲のなかでも最高傑作候補の最右翼と思われます。 カラヤンはおそらく、この録音を最後と思っていたはずです。 聴いているうちに様々なものが私の心中を去来し、いつしか感動にひたってしまいました。 こんなに気高い音楽が、かつて存在したということ。 誰にも媚びず、自分ひとりの力と決意で、歩み続けた指揮者がいたということ。 それだけで驚異と尊敬に値します。 なお、併録の『エグモント序曲』はいささかテンポ設定に疑問の余地ありとします。 なにかに追われるような演出には理解もするのですが、いかにも軽い音楽になってしまっている気がして、残念です。 録音は新全集中でも最良のバランスで、みごとな出来映えと思います。 リマスターもかなり成功しています。 SOAVO1は、カラヤンの美学の集大成であるこの演奏を、私の心に迫るような音楽にして聴かせてくれました。 スピード感と力感の絶妙なバランスは、いかにも新生YAMAHA NATURAL SOUNDだと感じ入った次第です。 告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。 輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。 ぜひご入手ください。 そして感想も聞かせていただければうれしいです。 (録音 1984,1985年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★☆ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ベートーヴェン 交響曲第1番&第2番 カラヤン指揮ベルリン・フィル【カラヤン祭1】2008-04-12 Sat 16:17
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ベートーヴェンの第1番は、すでにハイドンの世界を超えている、というのが、私の見解なのですが、皆さんはどうでしょうか? ここにパパ・ハイドンの影響を認めるのに苦労しないとはいえ、師にはなかったスケール感と書法の力強さを、すでにベートーヴェンは発揮しています。 カラヤンの演奏は古典派の殻をいまにも破りそうなベートーヴェンの覇気を、いかにもよく表現しているところに惹かれます。 この曲をこじんまりとしたスケールの音楽にまとめてしまう指揮者は多数派を占めると思います。 それはそれでひとつの見識ですが、最晩年のカラヤンが、実は若々しさのみなぎる演奏で、この処女交響曲を描きあげていたのは、私にとって新鮮な驚きであり、うれしさでもありました。 アインザッツは、むしろ1970年代にも増して重厚になっていますが、重苦しさは感じられません。 カラヤンの指揮で聴くとき、この交響曲が傑作と呼ばれる作品であると、実感されてくると思います。 最終楽章の音の競演は耳にもご馳走です。軽やかな序奏にのって、次第に大きな音楽がやってくる様子は、聴いていてわくわくします。 信じにくいですが、第5番なみの迫力で演奏されています。 あ、なんだか本当に、この全集、食わず嫌いしていた気がする・・・・・・(苦笑) 第2番は、とにかく第二楽章ラルゲットの無比の美しさに尽きます。 ため息をこぼすこともできないほど魅せられます。 カラヤンはここで、この美しい楽章を、息を止めて聴き入るほかない音楽にしています。 第三楽章〜最終楽章はソロ楽器が活躍し、華やかな出来映えに彩りを添えます。 最終楽章など、やや常套句的な演出が過ぎると思われる部分もありますが、よほど悪慣れしたリスナーでなければ気にならないものでもあります。 録音は、この輸入仕様カラヤン・ゴールドに限っていえば、巷間よく非難されるようなギスギスした硬さとは無縁で、自然なハイファイ録音です。ダイナミックレンジはやや狭いですが、オーケストラのアインザッツの特色をよく捉えた仕上がりには満足できると思います。 SOAVO1は、特定の音域に偏る癖がまったくなく、かつて1000Mで聴かれたようなユニット間の仲の悪さが顔を出しません。 そのぶん穏当といえるサウンドではありますが、バランスのよさ・完成度の高さは無類です。 低域はとてもクリアで反応も鋭く、凝った素材のバスレフポートも有効に作用していて、風きり音は私の環境ではほぼ無視できます。 告知記事の最初にも書きましたが、いま、この盤はHMVで半額セールのような価格でバーゲン中です。 輸入盤のカラヤン・ゴールドといえば、国内盤よりも音質が優れていますし、通常価格では2200円くらいなのに、1300円弱で買えるのはうれしい限りですね。 ぜひご入手ください。 そして感想も聞かせていただければうれしいです。 (録音 1984年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★ 2 録音 ★★★★ 3 不朽 ★★★★ 4 買得 ★★★★ 5 必須 ★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
オーディオ・システムをチェンジ&カラヤン祭り開催のお知らせ2008-04-12 Sat 14:38
![]() 告知しましたように、オーディオ・システムをチェンジしました。 今回、もう買い替えの誘惑に駆られないように、私にできる範囲で最大限よいものを集めました。 その結果は、追々レポートしますが、グレードアップ記念ということで、生誕100周年でにぎやかな、カラヤンのベートーヴェン・ティクルス(連続演奏会)を開催しようと思います。 ご存知のようにカラヤンは、ステレオで三回、ベートーヴェンの全集を作っていますが、今回取り上げるのは最晩年のデジタル再録音のもの。 私はカラヤンのベートーヴェンをすばらしいと思ってきましたが、それはあくまで1961-62年の全集の存在が根底にあればこそでした。また、1970年代のものこそ最高、とおっしゃる方が多いのもうなずけます。ここでのカラヤンはまさに完全無欠の万能ぶりを発揮しています。 ただ、デジタルでの最後の録音が、カラヤンにとっての結論的演奏だとすれば、これをそのまま無視することはできない、というのが私の思いです。実際、録音の精度ももっとも優れているわけです。 そこで、カラヤンの最後のベートーヴェン全集、6枚が、HMVにてきわめて廉価に売り出されていることもありますから、一日一枚ずつ、レビューをアップしていって、私のカラヤン祭りとさせていただきます。 そこには今回のシステムの感想も付記しますので、あわせてお読みいただければうれしく思います。 お読みの皆さんも、ぜひコメントをお寄せいただければうれしく思います。 それが私のやる気にもなりますので(笑)。 新システムの概要ですが、 CDP Accuphase DP-57 C-AMP Accuphase C-270 P-AMP Accuphase P-500L SP YAMAHA SOAVO1 TUNER SONY ST-S333ESX MK2 Accuphase同士はすべてバランス接続、SOAVO1はバイワイヤリング駆動です。 それでは、スタートしましょう! クラシック人気blogランキング♪ |
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番、スコットランド幻想曲 チョン・キョンファ(VN)&ケンペ指揮ロイヤル・フィル2008-04-11 Fri 22:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ブルッフのヴァイオリン協奏曲ほどロマンティックなコンチェルトは稀であると思います。 ブラームスがこれを聴いて『この程度のものなら私にも作れる』と思ったとか。 しかしながら、ブラームスの偉大さは事実としても、ブルッフの、青苦いような青春の音楽の魅力を否定できるものではありません。 じつに情感が込められた音楽でありながら、いかにも毅然としている第一楽章は、たとえば人間に仮定すれば、古今の名協奏曲の中でも、傑出した美貌の青年という印象を与えてきます。 第二楽章は、驚くほど清新な歌心にあふれ、その感興も完成度も見事ですが、いっときも寂しさを失わない音楽には、青春の甘美さが感じられるようです。 第三楽章は乱舞という言葉がふさわしい華やかな楽章で、キョンファのヴァイオリンは最高の冴えを見せて弾ききっていますし、オーケストラの伴奏も、第一楽章に劣らず見事といえます。 併録のスコットランド幻想曲も、ブルッフの音楽の勘所をよくわきまえた演奏で、オーケストラと指揮者の抜群のサポートも光り、つねに繊細さを失わないソリストの良さが最大限発揮された名演です。 とりわけ第一楽章での、ヴァイオリン、管弦楽が一体となった、まるで魔法のような音に魅せられます。 第三楽章のチャーミングな音色も、この名曲の演奏として最右翼といえますし、フィナーレの堂々としたにぎやかさは、協奏曲にも劣らない立派なもので、聞き終えた後にはよい音楽を堪能した思いでじつに爽やかな感動が残ります。 7:05〜のくだりなど、その歌いまわしに涙するほどです。 協奏曲には、たとえばムター/カラヤンの名演もありますが、スコットランド幻想曲を収めていません。 それに引き換えこのディスクは、ブルッフで特によく知られた二曲を収めたものとして、最高の名盤のひとつといってよいですし、全盛期であったキョンファのヴァイオリンは、切実さ、歌心、美音において、ついに誰も超えられなかったレベルに達しています。 それをサポートするのが、掛け値なしの名指揮者といえるルドルフ・ケンペで、その伴奏はロイヤルフィルの状態のよさもあり、まさに万全というべきものです。 録音もデッカならではの明晰さで、いかにもアナログ完成期の技術的熟練を感じさせ、あらゆる意味で欠点がありません。 1000円という価格からも最大限の推薦をしたいディスクです。 何度聴いても飽きることがない、ヴァイオリン協奏曲のきわめつきの名盤です。 ぜひご一聴ください。 (録音 1972年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★☆ 2 録音 ★★★★☆ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★☆ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
YAMAHA SOAVO1買いました2008-04-11 Fri 11:18
実は、こんなの買いました。
いまはTA-F555ESRでエージング中です。 明日くらいにはインプレできると思います。 合わせるアンプはAccuphase C-270&P-500Lの予定。 http://www.yamaha.co.jp/product/av/prd/speaker/soavo-1/index.html |
ワーグナー 管弦楽曲集(ニーベルングの指輪 ハイライトも含む) テンシュテット指揮ベルリン・フィル2008-04-04 Fri 22:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます カラヤンの信任を受けたテンシュテットは、ベルリンフィルを指揮していくつかのアルバムを作りました。 そのなかでも、ここに挙げるワーグナーのアルバムは白眉のものです。 本来ワーグナーは、カラヤンがもっとも得意とするレパートリーのひとつであり、ベルリンフィルとも、1974年ごろに、管弦楽曲集を完成させています。 それなのに、テンシュテットにこの録音を許したこと自体が、カラヤンがこの指揮者にかけていた信頼をうかがわせるのに充分です。 ディスク1は『ニーベルングの指輪』ハイライト盤です。 演奏時間にして16時間、四夜を要する超大曲の、聴き所のオーケストラ曲を集成したものですが、これが素晴らしく雄渾な演奏で、ヒロイックな盛り上がりは最高のものです。 特に4曲目、『ヴァルハラ城への神々の入城』では、ベルリンフィルのティンパニが爆裂していて(テーリヒェン?)、オーディオ的にも最高の興奮が味わえます。 3曲目の『ジークフリートの葬送行進曲』では、勇壮でたくましい音楽が作られており、その歩みの力強さは比類がありません。 ディスク2は『リング』以外のオペラの前奏曲・序曲・間奏曲集です。 『タンホイザー』序曲の格調高くすみきった表現が素晴らしく、名演中の名演です。 また、なかなか録音に恵まれない、『リエンツィ』も、まるで実演さながらのホットさを感じさせる出来栄えで、おそらく同曲のクレンペラー以来の佳演という思いが致します。 『ローエングリン』第一幕への前奏曲は、精妙な音楽は聴き手を陶然とさせるのに充分ですし、第三幕への前奏曲では、たとえばベームなどには望みえない、若々しい雄叫びにも似た音楽に圧倒されてしまいます。 『マイスタージンガー』は私をもっとも感動させる音楽のひとつですが、テンシュテットの指揮は、いかにもワーグナー演奏の奥義を知り尽くしている感があり、聴き込んでゆくうちに熱狂の渦に巻き込まれてしまうような印象があり、まったく見事です。 録音はEMIらしい豊かにブレンドされた響きが味わえ、いまもって最高です。 BPOの凄さを余すところなくとらえ、すさまじい演奏だと実感させます。 最新録音でもこのレベルに達しているものはほとんどないのでは? テンシュテットがワーグナーの全曲盤を残していないことがいかにも心残りではありますが、このアルバムはそうした空隙を埋めてくれるのに充分です。 ワーグナーといえば、大オーケストラを聴く楽しみの最右翼として、マーラー、ブルックナーと並ぶ存在でしょう。 その音楽の魅力を、ここまで明らかにした当アルバムの内容は、文句のつけようがないほどですし、個人的にはカラヤンが1974年に録音したアルバムと匹敵する唯一のものと思います(そして録音のよさでは当アルバムがずっと上です)。 また、カラヤンが入れていない『ニーベルングの指輪』ハイライト盤も楽しめますから、この価格では、お得すぎるほどです。 テンシュテットの指揮の精華と、ベルリンフィルの技術が一体となった名演奏を、ぜひ多くの方にお聴きいただきたく思います。 (録音 1980-83年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★☆ 3 不朽 ★★★★ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
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