マーラー 交響曲第2番『復活』 メータ指揮ウィーンフィル2008-02-17 Sun 13:20
![]() ↑HMVのサイトに飛びます 安くて録音・演奏の良い『復活』を紹介して欲しいとリクエストがありました。 そこで、この盤をとりあげます。 マーラーの交響曲第2番『復活』は、彼の作品中でももっとも派手で、いわば演劇的なほど身振りの大きい音楽です。 疑いなく彼の個性が隅々まで発揮されている作品で、その意味ではマーラー入門にも最適です。 しかし、その後もこの曲の魅力にとりつかれる聴き手が多いことを見ると、ただ派手でわかりやすいだけの音楽でないことも無論です。 指揮者にも、この曲を得意にする人が多く、祝祭的な演奏会でよくとりあげられる大曲です。 私も大好きな曲で、仕事でいささか関わったこともあるだけに思い入れも強いです。 メータは、かつてアバド、ケルテスなどともに将来を嘱望された指揮者でした。 これは彼の若き日の名盤で、初出時には、まだすぐれた録音が少なかったこの曲の決定盤として、高く評価されたものでした。 いま聴いても、そのクオリティの高さは大変なもので、当時難曲であったはずの『復活』をここまで表現しているのは、凄いとしかいいようがないです。 おそらくいま新盤としてリリースされても絶賛されるであろう名演で、とくに楽章ごとに見事にキャラクターを書き分けている点には感心されられます。 第一楽章の濃厚な悲劇性の表出も、コントラストのつけ方が見事で、やややりすぎと思えるほどですが(ただしマーラーにはこのくらいでちょうど良いとも思えます)、けっして流れを淀ませたりはしないのもよさのひとつです。 第二楽章のアンダンテは、いかにもウィーン・フィルの良さを出しています。 かと思えば第三楽章ではスリリングな指揮さばきを随所に見せ、飽きさせることがありません。 第四楽章のファンタジックな響きは、聴きながら夢みごこちにさせられます。 最終楽章はまさに音の大伽藍。マーラーの音楽としてもっとも感動的なピースともいえるこの楽章を、メータとウィーンフィルは強度も美しさも充分なサウンドで描きこんでいて、まったく不足するところがありません。 これはたいしたものだと思います。現代の名演とされるものでも、この楽章を充分表現しきっているのは、ほとんどないからです。 それにはウィーンフィルの力も絶大に寄与していると感じられ、若き身でこまでウィーンフィルをドライブしたメータの才能には、舌を巻かざるを得ません。 【最後の審判】以降の素晴らしさは、絶好調時のウィーンフィルのそれであり、声楽が加わることによって、さらなる感動の大団円へと向かってゆきます。 ソロの二人もまたとない美声で、そこに国立歌劇場のコーラスが力強く華を添え、音の洪水に聴き手をいざなってゆくのです。 オルガンが加わっても、けっしてがなりたてるのではなく、大変な共感を呼びおこしながら、すべての音が融合するように運ばれてゆく音楽は、とても感動的です。 録音もいまもって極上で、ほとんど不満を感じさせませんし、リマスターされて鮮度も向上しています。 また、この大曲が一枚に収録されているのも、とてもありがたく感じられますし(他にはほとんどないです)、価格も廉価といえるので、最初の一枚としては絶対のおススメですっ! (録音 1975年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★☆ 2 録音 ★★★★☆ 3 不朽 ★★★★ 4 買得 ★★★★☆ 5 必須 ★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! 補記 なお、メータ盤を上回る『復活』の超名演は、やはりバーンスタイン/ニューヨークフィル盤です。 これが演奏・録音とも究極の名盤ですが、値が張りますので、こっそりおススメしておきます。 練りに練られたもので、メータ盤のようなフレッシュさにこそ欠けますが、すさまじい表現主義の音楽になっており、これ以上の演奏はありません。 今後もこれ以上のものが出る可能性は限りなく低いでしょう。 コストパフォーマンスは低いですがこれ以外のCDがいらなくなると思えば逆にいいかも? そのうち詳細にレビューします。 ☆マーラー 交響曲第2番『復活』 バーンスタイン指揮ニューヨークフィル(1987年録音) (録音 1987年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★★ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑最強の『復活』! バーンスタイン/NYPの名盤をいますぐゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
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