ブラームス ヴァイオリン協奏曲 パールマン(VN)&ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団2008-06-27 Fri 21:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ブラームスのコンチェルトは交響曲に劣らずすばらしいものです。 ここに聴くヴァイオリン協奏曲も、古今の名曲といわれ、いわゆる三大ヴァイオリン協奏曲に数えられています。 パールマンはユダヤの血を引くヴァイオリニスト。 下肢の不自由なハンディを背負っていますが、その美音は、彼のそうした不如意など微塵も感じさせないものです。 つねに(ときに楽天的といえるほど)屈託なく明るい音色で、卓越した演奏技術を駆使して行くところ可ならざるは無しという勢いでもって弾き進めていっているのが、いかにも印象的です。 持ち前の濡れたような美音が、ブラームスの晦渋さをいくぶんなりとも和らげて、ここではむしろおだやかな慈しみの音楽としていますし、闊達自在と評すべき無比のテクニックで、すべての楽想を丹念に描いてゆくのも、このひとならではの素晴らしさです。 パールマンがこの曲を、つねに前向きな音楽にしていることは、あるいは味わいの不足として感じられる危険もないとはいえないはずですが、それをジュリーニのきわだってシリアスな伴奏がおぎなっていますから、ここで両者の特質の幸福な結婚があって、最高の名演として結実しているのも、むしろ当然という思いが致します。 20世紀後半に、もっとも偉大な指揮者のひとりとして活躍したジュリーニは、ブラームスの音楽を、正面からの解釈でとらえきって、いささかも手を抜かず渾身の伴奏をつけており、パールマンの、ふとした拍子に軽薄に流れがちな欠点を絶妙にサポートしているのです。 シカゴ交響楽団の無比の演奏能力も、両者の音楽作りを大きく助けております。 とくにジュリーニも、パールマンも、基本的には【歌の人】ですから、そうした彼らの旋律を重視する傾向を、きりりと引き締まったサウンドで、どんな瞬間も軟弱に聴かせないのはさすがというほかありません。 (そしてまた、歌心に欠ける奏者では、ブラームスの音楽が、ただ堅苦しいだけのものに堕してしまう恐れがあるのも、いうまでもありません) 全体に、力量充分な三者が本領を出し切った結果の名演となっていて、この曲のリファレンスとして文句なく薦められるものです。 録音も、アナログ完成期のEMIらしい、音のニュアンスを最優先させた暖かみのあるもので、聴きながら幸福になってしまうほど状態がよいです。 価格もきわめて廉価ですから、ぜひともひとりでも多くの方にお聴きいただきたい名盤といえます。 仏ACC、ADFディスク大賞、米グラミー賞を受賞しています。 (録音 1976年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★ 2 録音 ★★★★ 3 不朽 ★★★★ 4 買得 ★★★★ 5 必須 ★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
HMVへ限定入荷しました!! ブラームス 交響曲全集 バルビローリ指揮ウィーンフィル2008-04-18 Fri 16:34
限定入荷したようです!
ぜひこの機会にお求め下さい!! ![]() ↑HMVのサイトに飛びます サー・ジョン・バルビローリは英国を代表する名指揮者でした。 彼のレパートリーはマーラー、シベリウスからブラームス、プッチーニなどにまで及びました。 エルガー等の英国音楽の演奏に関しては、同世代のビーチャム、ボールトらとともに権威の一人とされました。 ですが、バルビローリが彼らと異なるのは、クラシック音楽の中心地であるドイツ・オーストリア圏でこそ、むしろ高く評価され歓迎されたことにあります。 ここに聴くブラームスの全集は、そうしたバルビローリの最良の遺産のひとつです。 バルビローリのブラームスは、重量級を誇るものではありません。 むしろ歌心とデリケートな味わいに満ちた、優美な性格を持っています。 この全集中、最高の傑作が第4番だったのも、そうした事情が大きく関わってきていそうです。 以下、簡単な各曲のレビューです。 ♪交響曲第一番 切り立った断崖のようなイメージのこの曲ですが、ここではすべてがやわらかく歌謡的といってよいほどで、美しい歌で満たされているような音楽になっているのがとても印象的。 情緒纏綿たる音楽はときおりやるせないほど美しくもあり、それがすべて哀しみに変化して聴き手の心を動かすようです。 第二楽章の暖かい歌は特にすばらしいですし、フィナーレ2:50〜の有名なコラールが、ここまで魅惑的に響くのも稀です。 ♪交響曲第二番 全集中、第四番に次ぐ名演です。 この演奏を聴いてしまうと、ほかの指揮者の二番を聴いても、たいていが荒々しさを残したものに感じられて困ってしまうほど、優美な仕上がりです。 バルビローリの人間味あふれる音楽性とウィーンフィルのきめ細やかなサウンドが稀有のマッチングを見せ、ブラームスの詩情をよく表現しています。 雨上がりに木漏れ日が射し始めたような第二楽章が、息をのむほど美しいです。 ♪交響曲第三番 ブラームスの『英雄』シンフォニーと呼ばれる第三番も、バルビローリの手にかかると、いかにも成熟した老巧の作として聴こえます。 デリカシーに富んだ手つきで扱われているので、この作品がすみずみまで神経の行き届いた傑作であると、聴き手に再認識させる力を持っています。 ♪交響曲第四番 これこそ出色の出来栄えで、ウィーンフィルの美質を最大限発揮させた第一楽章からすばらしい。 涙を引きずるような音楽が奏でられ、つねに振り返りつつ過去をふりきって進もうとする第一楽章は、そのままでも充分感動的な音楽になっています。 その足取りの悲しさは、類を見ません。 第二楽章はブラームスが書いたもっとも美しい緩徐楽章のひとつですが、最上級のシルクのような肌触りを見せているウィーンフィルの音色が、すぎさってゆく【時】への愛惜を全部音にしてしまったような音楽を造っています。 やや騒がしい楽想でもある(そしてそれが空々しく寒くもある)第三楽章を、バルビローリほど気品のある音楽として成立させている指揮者を、私は知りません。 そして、すべての心の故郷が、失われ、崩れ去ってゆくようなフィナーレ。 あらゆるフレーズが有機的なつながりと響きをもって、聴き手の心に響いてきます。 ♪管弦楽曲 ハイドン変奏曲は丁寧に演奏され、堂々たるフィナーレを持っています。名演の部類でしょう。 大学祭序曲に、私は正直惹かれないので、これについては述べる資格がありません。 悲劇的序曲は、ブラームスの天才を感じさせる演奏になっていて、やはり佳演であると感じました。 これらの七曲を収めた当全集は、バルビローリという指揮者にとっての傑作というだけでなく、ウィーンフィルのブラームス全集としてもきわめてすぐれた記録であり、聴くほどに含蓄のある名演であるといえます。 私がブラームスの交響曲を聴く際に、いちばんよく手に取る演奏でもありますが、この時期のEMIの柔らかな録音が、ウィーンフィルの最良の姿をよく記録しているのも魅力です。 入荷には時間がかかるかもしれませんが、ぜひお聴きいただきたいセットであり、十年単位での鑑賞にも堪える優れた内容を持っていると思います。 きわめて廉価でもありますし、これ以上、近しい心で接することができるブラームス全集は(個人的には)ないとさえ思っています。 もはや古典的名盤ながら、私の手で屋上屋を架けさせていただきます。 国内盤の復活も熱望します。 (録音 1966-67年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★☆ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ブラームス ピアノ協奏曲第2番 シュミット(P)&ケーゲル指揮ドレスデン・フィル2008-03-18 Tue 22:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ブラームスの真髄は協奏曲にこそある、と私は思います。 なかでも最大の傑作と評価が高いのが、このピアノ協奏曲第二番です。 技術的にも、メンタル的にも、演奏至難な作品として知られ、一流のピアニストと指揮者、オーケストラでなければ、万全の演奏ができない難物でもあります。 ここでの演奏は、アンネローゼ・シュミットがピアノを受け持ち、ケーゲル指揮ドレスデンフィルの伴奏を得て録音されたものです。 序奏のホルンで、良否がほぼわかってしまうような作品ですが(少なくとも否はわかる)、そこからピアノのアルペジオがすべりこむ様子など、ため息がでるほど素晴らしい。 シュミットのピアノもさることながら、ケーゲルのサポートが、ブラームスを知悉した技という感があり、オーケストラもまことに詩情ゆたかに演奏しています。 ピアノ独創は、凛々しいなかに芯の通った良さがあって、女流とは思えないほど力強くもあり、孤高の境地に達しています。 3:25からの難しいパッセージも完璧に弾きこなし、馥郁たるロマンを味わわせてくれます。 第二楽章の気高い表現も無類のよさで、これだけ決然とした音楽を聴くと息苦しささえ感じるほどですが、同時にそれはブラームスの真摯をよく現してもいるのです。 そう思えば、このシリアスさこそ正義といえましょう。 第三楽章は、オーケストラのチェロ独奏がカギとなります。 ピアノがチェロと静かに会話するように、月のしずくのような音を紡いでゆきます。 ベートーヴェンの『皇帝』に匹敵する、至高のアダージョというのにふさわしい楽章を、ここまで見事に弾かれると、言葉なく聴き入ってしまうのみです。 私はかつて、東京交響楽団がスダーンの指揮で、名ピアニストたるゲルハルト・オピッツの演奏する同曲を聴きました。 それはたいへんな名演でしたが、第三楽章のチェロ独奏を、同楽団首席奏者のベアンテ・ボーマン氏がつとめ、ブラームスの音楽の精髄を聴かせてくれました。 そのときの感動はいまも私のなかで生きています。 第四楽章は、光を求めて走るようなピアノ。 ここでのシュミット女史は、スケールこそほどほどですが、やはり速めのテンポを遵守して、難しい曲に華を添えています。 それにしても、なんと表現の振幅が巨大な曲でしょう? ドレスデン・ルカ教会の深々とした残響もあって、録音はとても良好です。 とくに低域の質・量の充実はオーディオ的にも楽しめるものになっていると思いますので、ぜひよい装置でお聴きください。 廉価でもありますし、この曲の録音では屈指の名演と思います。 ぜひお聴きいただきたい内容のCDです。 (録音 1979年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★☆ 2 録音 ★★★★ 3 不朽 ★★★ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ツィマーマン(P)&ラトル指揮ベルリン・フィル2008-03-07 Fri 22:00
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ブラームスのピアノ協奏曲は、私の心にもっとも親しく感じられる音楽です。 ほの暗い世界に一条の光がさすような第2番も素晴らしいですが、吹きあがるような熱情と瞋恚、むせかえるようなロマンティシズムを内蔵した第一番も、これに劣らず素晴らしいものです。 ブラームスの音楽はとてもデリケートです。心無いものの手にかかると、すべて台無しになってしまうような趣さえあります。 ここであげるのは、クリスティアン・ツィマーマン(ツィメルマン)が、サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルと2003年に録音したものです。 ツィマーマンは、ポリーニ、アルゲリッチとともに、現代最高のピアニストといってよいでしょう。 これら3者に共通しているのは、いずれもショパン・コンクールの覇者だということですが、面白いほどその音楽性が違います。 ここでツィマーマンのピアノは、その表現の頂をすべて制覇した感があります。 ブラームスのピアノコンチェルト第1番を、彼はバーンスタインの指揮で20年以上前にも録音していました。そちらもむろん名演の名に恥じないものでしたが、ここではよりダイナミックで深い表現になっています。 なにより音楽がとても意味深くシリアスなものに進化しています。 第一楽章から、筆舌に尽くしがたいほど、【深い】ピアノの音が聴かれます。 大げさなことをいいたくはないですが、私の耳には、ほとんど【神業】に聴こえるほど、見事なピアノです。 恐ろしく繊細で、クリスタルのような響きは、極限までコントロールされています。 最弱音からフォルテッシモまで、一部の曇りもなく磨きぬかれ、余韻や情感にもいっさい不足していません。 それでいながら、表現の幅は、ほとんど眩暈がしそうなほど広大で、たったひとりのピアニストが、これだけの演奏を成し遂げてしまうことに、畏怖を禁じ得ません。 15:00〜16:35の音楽を聴いてください。 この恐るべき意味深さは生身の人間にはとうてい受け容れられないほどのものです。 ここでのピアニストは半神の印象すらあります。 第二楽章は秋雨の憂いのようです。 うっすらと雨が晴れ上がり、わずかな光を窓から眺めるような音楽。 とても詩的な楽章で、ブラームスの音楽のファンタジー(なにもそれは、シューマンだけのものではありません)を感じます。 孤独に耐えられなくなったとき、そっと労わってくれるような音楽。 心のひだのすべてに染み入るような音楽が、ここでは聴けます。 ピアノに神妙に寄り添うベルリンフィルのサポートも、ここで最高のデリカシーを見せています。 情熱がほとばしるような第三楽章こそ、この録音の白眉です。 師シューマンの死、その妻クララ未亡人への叶えられない思いが鬱積していたブラームスですが、そうした彼の感情は、ここでたとえようもないほど美しい音楽的純化を見せているのではないでしょうか。 凡庸なものとすぐれたものの差がこれほど現れる、恐ろしい音楽もまたとありません。 前者は白々しさが全体を支配し、後者では感動に全身全霊が打ち震えるほどです。 ここでのツィマーマンの演奏こそ後者の代表でしょう。 飛翔するピアノ、弾むようなリズム、一瞬も輝きを失わない、つねに誰よりも意味深い音。 こんなに激しい音楽なのに、どこまでも澄み切って、ピアノの音は純粋そのものなのです。 至純、といってもいいかもしれません。 どんな一音にも、確かな意味があると納得させるツィマーマンのピアノに、ラトルがベルリンフィルを駆使して、最良の伴奏をつけています。 いうまでもなく、ブラームスほど、伴奏たるオーケストラが重視されるコンチェルトを書いたものはいません。 ピアノ付交響曲とさえいわれるゆえんですが、ラトルの指揮は楽章を追うごとに充実し、最終楽章では、俊敏かつ強靭なサウンドで、ツィマーマンのピアノを万全に支えてています。 バーンスタインの指揮で伴奏をつけた旧盤のウィーンフィルも素晴らしかったですが、ラトルの指揮は、シリアスな偉大さではバーンスタインに及ばないにしても、俊敏さやデリカシーでは凌駕しているように思えます。 7:50〜ラストまで、まさに両者が一体となって、一音たりとも聞き逃せない感動の音楽です。 私は、いつ聴いても、平静ではいられないほど心を動かされてしまいます(ですから人前では決して聴けません)。 生きていて良かった、とさえ思えるのです。 最高の名曲、最高の演奏(ピアノ、伴奏)、最良の録音がされたこのCDを、最大限の推薦とさせていただきます。 まさに21世紀を代表する名盤であり、ブラームスの第1番は、この演奏を聴かずに今後語れないほどのものですし、ブラームスの音楽全体を通してみても、第一級の素晴らしい演奏記録と思います。 ぜひご一聴下さい。 (録音 2003年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★★ 3 不朽 ★★★★★ 4 買得 ★★☆ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |
ブラームス 交響曲第1番他 ベイヌム指揮コンセルトヘボウ管弦楽団2008-02-21 Thu 18:42
![]() ↑HMVのサイトに飛びます ブラームスの交響曲第1番は、クラシック音楽でも屈指の人気曲です。 人気投票をおこなうと、一位にランクされることが多いことも、その人気ぶりを物語っていますが、人気にともなう内容を持っていることも無論です。 ブラームスが呻吟を重ね、足掛け20年以上の年月を費やしてようやく完成させたこの交響曲は、長く苦しい旅路と、苦悩との戦い、そして勝利と開放の音楽として、ゆるぎない完成度を持ちえるにいたっています。 ベイヌムはオランダの名指揮者です。 名門コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を務めましたが、60歳手前で早世。 その早すぎる死は、いまでも痛恨事として語られることが多いですが、その意味も、死の前年の録音であるこのブラームスを聴けば、よく理解できます。 悲劇的な第一楽章の冒頭から裂帛の気合で弾きはじめられます。 気合が空転するような演奏も多いなか、ほんらい柔軟な音を出すのに定評あるコンセルトヘボウ管が、ベイヌムの統率の元、フルトヴェングラー/ベルリンフィルのような、大きく切れ味の鋭いアインザッツを聴かせています。 とはいえ、ドイツ的鈍重さとは無縁で、力強いながらあくまで見通しよく、安定感と推進力もどちらも犠牲にしない絶妙のテンポをつくり出しているのは、驚くほかありません。 第二楽章は聴き手を甘い追憶にひたらせるアンダンテ。 ブラームスが書いたもっともおだやかな【赦し】の音楽のひとつを、オーケストラの暖かな音色を生かしつつ歌いきっています。 第三楽章は、ひとつの楽章というより、むしろ最終楽章の前奏曲のような形で配置され、より速めの足取りでゆきすぎながら、直後に来るであろう激動をも予感させています。 その第四楽章は、冬の大荒れの海のようです。 おだやかにはじめられた音楽が、やがて大きく、熱いうねりを伴って、聴く者の心をあまさず巻きこんでしまうのです。 ホルンによる慰めのコラールは、心にそくそくと迫ってきます。 音楽は重層的に構築され、やがて夜明けを迎え、周到に導かれて【勝利】と【救済】を、力強く、心優しく描いてゆきます。 管弦楽の響きは、聴き手の心のひだに縦横にはいりこみ、慰めと喜びは全身にゆきわたっていきます。 強さにも、歌心にも、推進力にも不足しない稀有なフィナーレ。 足取りは決して重くならないのに、うわついた軽薄さとはいっさい無縁という奇跡のようなバランスを保っています。 ここまで音楽的に豊かで、熱い演奏なのに(特に14:00以降のコーダ)、見通しの良さを失っていないブラームスの1番は、ほかでは見られないものです。 ブラームスの第1番は、複雑な諸相を持つがゆえに、その人気に反して、名演を実現することが際立って困難です。 ベイヌムの遺作ともいえるこの演奏は、同曲の数少ない理想的演奏といえ、惜しまれて早世したこの名指揮者を代表する名盤でもあります。 また、数多くの名演奏・名録音を残してきたコンセルトヘボウ管弦楽団にとっても、ひとつの記念碑的演奏の記録であるように思います。 50年前におこなわれたことが信じられないほど、自然なプレゼンスを有する録音は、いま聴いても新鮮さとリアリティを失っておらず、フィリップスの録音技術の高さをうかがわせます。 とびきり廉価でもありますし、この曲を愛する方には、ぜひともお聴きいただきたい名盤中の名盤です。 (録音 1958年) DISC Recommend 1 演奏 ★★★★★ 2 録音 ★★★★ 3 不朽 ★★★★☆ 4 買得 ★★★★★ 5 必須 ★★★★★ ![]() ↑あなたもいますぐこの名盤をゲットできます! HMVでクラシック クラシック人気blogランキング♪ |










