CLASSIC音楽 不朽の名盤 バイヤーズガイド☆クラシックの名盤・廉価盤情報サイト☆

クラシック音楽に数多くあるCDの中から、不朽の名盤(&お買い得な廉価盤)にふさわしいものを紹介してゆくブログです。初心者の方にもわかりやすいように★印をつけますので参考にしてください

シベリウス 交響曲第4番〜第7番他 カラヤン指揮ベルリン・フィル


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カラヤンのシベリウス演奏は、作曲家のお墨付きです。
シベリウスは『私の作品を完璧に再現しうる指揮者は、カラヤンである』と語ったとされるほどで、その美しさ・荘厳さとも、無比の境地に達しています。驚異的といってもいいでしょう。

そうしたカラヤンのシベリウス録音中でも、最高の精華が、ここに聴く録音です。
中期以降の傑作交響曲4-7番と、交響詩『タピオラ』及び『トゥオネラの白鳥』、これらの録音は、発売当事、世界中のシベリウス愛好家から絶賛を浴びたものでした。
ドイツ・レコード賞をはじめ、数々の栄誉に輝いている、カラヤンの録音歴でも会心とされるもののひとつです。

ベルリンフィルの卓越無類の合奏力と、透きとおって冷たいほど美しい音色は、まさにシベリウスを演奏する為にこそあるような印象を与えます。
カラヤンの、無駄を省き透徹された美意識の玲瓏たる様子も、録音にはっきりと現れ、真空管最盛期の録音が、空気感も写しこむような冴えでそのサウンドをみずみずしく収録しています。

すべての作品ごとに印象を縷縷述べるのは避けますが、たとえば5番の、北欧の遅い春を祝福するような音楽が、天に散らされた銀糸のようにきらめいているのは、まさにこの録音でしか聴けないすばらしさです。
ここでのフィナーレの、あまりにも感動的な音楽は、カラヤン&ベルリンフィルの芸術的勝利といってよいほどのものです。
さらに『トゥオネラの白鳥』の幽玄霊妙な音楽は、こうした幻想的な作品を扱わせたら右に出る者のいなかったカラヤンの、真骨頂を見る思いがします。
また、単一楽章によって織られた第7番を、ここまで構築性堅固に(しかも最上の美しさを持たせて)描ききった演奏を、私は他に知りません。
この録音を聴くと、7番がただ安易なムード音楽的に演奏されがちな現状に、力強いアンチテーゼを突きつけられた思いがします。
傑作と呼びうるシベリウス最後のシンフォニーが、堂々たる内容を備えた豊かな音楽だと主張しているかのようで、それが感動をともなって再認識させられるのには、舌を巻くほかありません。
第6番の(あえてこのように言いますが)この世ならぬほどに精妙可憐な結実も、この時期のカラヤンとベルリンフィルにしか成し得なかった壮絶に美しい音楽です。
また問題作でもあり、疑う余地のない傑作である4番も、カラヤンの録音で聴くと、たちまちのうちに抜群の作品だと知らされますし、この難渋な音楽を、旨味を搾り取るかのように表現し尽くしているのは、さすがという以外にありません。

シベリウス・ファン、あるいはカラヤン・ファンにとって必携のアイテムですが、北欧の音楽にあまり縁のなかった方にもぜひお聴きいただきたい、珠玉の録音集であると考えます。
個人的にはカラヤンのあまたある録音中でも屈指の傑作であると位置付けています。
また、シベリウス作品の録音史中でも、けっして無視することのできない、一際めだった高峰といえるのではないでしょうか。

2枚組ながら、現在1370円というとてつもないバーゲン・プライス中ですから、ぜひともご入手ください。
アンチ・カラヤンの方がこれを聴いて、カラヤン・ファンに寝返るという現象が後を絶たないのも頷ける録音です。

(録音 1965、67年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★★
2 録音 ★★★★☆
3 不朽 ★★★★★
4 買得 ★★★★★
5 必須 ★★★★★


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信州ビーナスラインの旅・とってもおススメの宿【信州車山高原 びすとろまほうの家】

車山山頂から


車山山頂から2


このGWに、信州(長野県)へ旅してきました。
そのときの写真です(車山山頂から)。
草津、軽井沢、車山・霧ヶ峰(高原)、松本、安曇野、白馬、糸魚川とまわってきました。
これは車山山頂からの写真です。
ビーナスラインを中心とした車山高原、霧ヶ峰高原は日本を代表する高原リゾートではないでしょうか。

ここにおススメの宿があります。

【信州車山高原 びすとろまほうの家】
http://www.lcv.ne.jp/~hozuki/

料理は絶品(量も質も最高です! デザートもすごく美味しい!!)ですし、ホスピタリティあふれる対応でとっても居心地の良い宿です。
クリンリネスもしっかりされていますし、静かでくつろげる、まさに大人の隠れ家という表現がぴったりです。

信州へ旅行される際には、ぜひ訪れてほしい、絶対のおススメです。

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ベートーヴェン 交響曲第5番、第7番 カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル


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カラヤン祭のログでも何度か触れましたが、稀代のカリスマ指揮者カルロス・クライバーが、ベートーヴェンの交響曲で何度か名演を残しています。
それらはいずれも、好楽家にはたいへんな名盤として親しまれてきたものですし、じっさい、演奏内容の充実も、この指揮者ならではの凄みを感じさせるものです。
その絶大な人気に比して、わずかな(といってもいいでしょう)録音をしか残さなかったクライバーですが、ベートーヴェンに関しては比較的恵まれており、彼の生前より、4、5、7番の正規録音がリリースされていました。
このうち5番と7番を収めたのが、このディスクです(4番はライヴ録音であり、レーベルも違います)。
絶対の自信を持つ曲だけを録音したといわれるクライバーですから、ここでも超絶的な名演の記録となっているのは、いまさら私が説明するまでもないかもしれません。

第5番は元来、きわめて論理的でもありながら、反面、激情の塊のような音楽でもあります。
その解釈を、爆発的な音楽的跳躍と、ゴムマリのような弾性で表現し尽くしたのが、ここでのクライバーの演奏といえそうです。
どんなに些細なフレーズも疎かにしていないのに、聴きながら受ける印象はまさに疾風怒濤としかいえないのは、クライバーが生得している音楽性の豊かさならではといえるでしょう。
たとえば第四楽章の歓喜の音楽など、フルトヴェングラー以来の感動的な歌となっていると思えますし、その生々しい存在感は無類のものがあります。
この指揮者が持っている音楽的エネルギーの巨大さに圧倒される思いがするほどで、少なくともステレオ録音における、同曲の録音・演奏として最右翼の1枚であろうことは、疑う余地がありません。
こんな演奏から、クラシックを聴き始めてもらいたいと思いますし、何度聴きこんでも新鮮さを失わない、この作曲家と指揮者の無限の生命力には、畏怖の念すら感じるほどです。

併録された第7番も、未来永劫に渡って光を失わないと思わせる名演です。
ドラマ版『のだめカンタービレ』で、ガーシュウィンとともにメイン曲として使われ、一躍知られるようになった作品ですが、もとよりクラシック音楽愛好家には絶大な人気がありました。
種々の人気投票で、ブラームスの1番などと接戦を繰り広げたことが、人気を裏打ちしています。
後世の作曲家たちにも多大な影響を与えた作品で、ワーグナーがいみじくも【舞踏の神化】と呼んだ如く、全体を強靭なリズムが支配する異色の名曲です。
この作品から生じた影響が、たとえばロックンロールなどへも波及したといわれており、躍動感の塊のような音楽であって、まさにクライバーの踊るような指揮にふさわしいです。
特に第一楽章の4:20〜の部分で、有名な旋律を、うちふるえるような手つきで扱っているのが印象的です。
すばらしく透明な美しさを持ったアダージョも、決してムード的な音楽にしてしまわず、剛毅な一筆書きともいえる推進力を見せて描ききっていますし、それでいて音楽はすこしも柔軟性を失いません。
第3〜第4楽章は、踊りながら指揮するクライバーが見えるような名演で、とくに最終楽章は狂騒的とすらいえる一気呵成の芸術として完成させています。
実際のタイムはカラヤンのほうが速いにも関わらず、こちらをよりすさまじい勢いに感じるのも、クライバーの指揮の精髄といえそうです。
ここまですさまじい第7番は、卓絶した力を持っていたクライバーにしても会心の出来ばえであったことでしょう。
ウィーンフィルをここまで真剣にさせているのも、クライバーのカリスマという思いがします。

録音はアナログ完成期の素晴らしいレベルの高さで、デジタル時代になってから失われがちな、音楽の勢いを、ダイレクトにキャッチしている印象があって見事です。
価格もきわめて廉価(898円?!)ですから、これらの名曲の最高の名演として、強力に推薦したく思います。

(録音 1974、76年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★★
2 録音 ★★★★
3 不朽 ★★★★★
4 買得 ★★★★★
5 必須 ★★★★★


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シューベルト 即興曲集(作品90、142) ピリス(P)


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シューベルトのピアノ曲でも、最高の輝きを持つ作品。
それが、ここでとりあげる即興曲集でしょう。
シューベルトの音楽は決して声高になることはありません。
それでいながら、その作品を愛するものにとっては、何物にも替えがたい、心の宝のように思えてきます。

私自身、青春時代にこの音楽に触れ、その禁断とも感じられるほど純粋な美しさに、身も心も虜にされた時期がありました。
シューベルトがここで歌っているのは(彼の作品は、たとえピアノであっても、歌う、ということから離れていないと感じるのですが)、至純なもの、純粋なもの、への永遠の憧憬ではないでしょうか。
その意味で、はじめから不可能な世界をピアノで歌っているようにすら思えます。
事実ここで紡がれる旋律が、どれほど心に深く染み込んできても、その美しさゆえに、恐るべき破綻の予兆をつねに感じさせるのが、その証とも思えるのです。

ピリスこそ、シューベルトのそうしたかなわぬ思いを、もっとも清潔な美しさで弾きえているピアニストだと思います。
彼女のピアノは、大げさなコントラストとは無縁で、つねに可憐さを失わず、それでいて芯の強さを併せ持っています。
また、音色のチャーミングな魅力は、この人ならではのものがあって、大柄になりすぎないところなどは、やはり女流ピアニストならではの美点を持っているともいえます。

憧れぬいてやまないのに、けっして到達できない美の世界を、おそるべき深遠さと叙情の世界としてピアノに歌わせたシューベルト。
彼にはピアノソナタの傑作もありますが、ここで聴く即興曲集こそ、もっともその美質が明らかになった作品として称揚されるべぎだと思います。
古今のピアノ作品の中でも群を抜いた美の世界であり、聴いているだけで魂が吸い寄せられてゆきそうな感覚にとらわれる名作群といえます。
私は特に、作品90の第3番を、飛翔する魂の軌跡を描かれているような、不思議な感動とともに聴きます。

録音はグラモフォンが誇る4D方式で、あらゆる点で傷のないすばらしさです。
とくに残響は綺麗にとられており溜息がでるほどです。

唯一無二の傑作といえるこれらの曲集の、特筆すべき名演として、このアルバムを強力に推薦したく思います。

(録音 1996-97年)

DISC Recommend
1 演奏 ★★★★★
2 録音 ★★★★★
3 不朽 ★★★★
4 買得 ★★★
5 必須 ★★★★


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